荒川区に会席料理店の設計を始めました。
元々自邸にお知り合いを招いた際にリビングで奥様が振舞う手料理が評判となり、
それであればお店にと今に至るそうですが、一日1,2組だけの予約で営業していたので、
それほど大きな空間は必要ないと、広大な敷地を整理する運びとなったそうです。
計画敷地は建売住宅用地部分を切り取った残りを使うので、地型はとても変なかたち。
変則的な地型、良かろう、かかってこいという感じです。
和風のイメージで、センス良くまとめて欲しいとのこと。
、、センス良く、、これが十人十色の感覚なので難しいところ。
それでも、クライアントと何回も打合せをしていくと、なんとなくその人のツボが分かってきます。
当初スケッチのような蔵造のなまこ壁というイメージを出してみましたが、見事に玉砕。
外観は全体的にシックに、インテリアは少し華やかに、という感じに仕上がっていきそうです。
客席に展示する調度品は月ごとに変えるので、それを収納するスペースが欲しい。
つまり12か月分の季節飾りをどこに収納するか。
併設される住宅部分に天井の高い部屋をご所望だったので、
ということは階段室に高さスペースがたくさんあるじゃないか、と解決しそうです。
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